不動産仲介大手CBリチャードエリス(CBRE)ベトナムはこのほど、ハノイ市における2021年7~9月の新築分譲マンション市場レポートを発表した。同期の販売価格は前年同期に比べ上昇した。
同期の新規供給戸数は前年同期比▲1%減の3483戸で、このうち高級マンションが65%と最大だった。残りの35%は中級マンションが占めた。成約戸数は同▲33%減の3000戸に落ち込んだ。
1m2当たりの平均販売価格は1542USD(約17万円)で、前年同期に比べ+16%上昇した。
1~9月期では、新規供給戸数は前年同期比+7%増の1万1430戸、成約戸数は同▲1%減の1万1000戸だった。
2021年通年の新規供給戸数は前年とほぼ同じ1万7000~1万8000戸となり、2022年には新規供給戸数と成約戸数ともに2万5000~2万7000戸に回復する見込み。
また、今後3年間の販売価格は年平均で+5~7%上昇すると予想されている。