新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が続いていたにもかかわらず、東南アジア諸国連合(ASEAN)の主要経済6か国(◇インドネシア、◇タイ、◇マレーシア、◇ベトナム、◇フィリピン、◇シンガポール)の2021年における新車販売台数は、前年比+14%増の279万台へと順調な伸びを見せた。
このうち、インドネシアの新車販売台数は同+67%増の88万7000台に急増し、ASEAN市場全体の成長をけん引した。
タイの新車販売台数は同▲4%減の75万9000台、マレーシアの新車販売台数は同▲4%減の50万9000台に減少したが、それぞれ域内2位と3位につけた。
ベトナムの新車販売台数は同+16%増の30万台に増加して域内4位をキープ。ベトナムは2020年から、フィリピンを追い越して東南アジアの4大自動車市場の仲間入りを果たしている。
なお、域内5位フィリピンの新車販売台数は同+3%増の28万台へと小幅に増加した。