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商業銀行、預金金利を一斉引き下げ 貸付金利も利下げへ 完全無料ニュース

[2023/05/29 16:50 JST更新]


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ベトナム国家銀行(中央銀行)が25日から複数の政策金利を引き下げたことを受け、多くの商業銀行が預金金利の大幅な引き下げに踏み切った。また、貸付金利も今週から大きく引き下げられる見通し。

短期間の預金金利に加えて、長期間の金利も引き下げられた。引き下げ幅は▲0.5~0.7%pt。シーバンク[SSB](SeABank)は6か月物以上の預金金利を▲0.3~0.4%pt引き下げ。12か月物の金利は年6.15~7.6%、36か月物は年7.8~8.0%となっている。

ABバンク[ABB](ABBank)は、6か月物の預金金利を年8.5%から8.2%、12か月物を年8.8%から年8.3%、36か月物を年9.2%から年8.5%にそれぞれ引き下げた。ベトアバンク[VAB](VietABank)は長期間の預金金利を▲0.2~0.5%引き下げた。同行が適用する最高金利は12か月物と13か月物で年8.2%となっている。

国営大手4行では、12か月物の預金金利が年7.2%から年6.8%に引き下げられた。

このほか、商業銀行各行は中央銀行の指示の下で、既存顧客向けの貸付金利を▲0.3~0.5%引き下げることで合意。この中には、年初からこれまでに既存顧客向けの利下げをまだ行っていなかった銀行が多い。

なお、中央銀行は25日、基準貸付利率(リファイナンスレート)金利と銀行間翌日物(オーバーナイト)金利を▲0.5%引き下げて、それぞれ年5.0%、年5.5%とした。また、期間1か月以上6か月未満の定期預金の上限金利も▲0.5%引き下げ、年5.0%とした。

中央銀行は商業銀行に対し、経済刺激のために貸出金利のさらなる引き下げを求めている。


  
  
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