世界銀行(WB)とS&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス(S&P Global Market Intelligence)がこのほど発表した2022年のコンテナ港湾生産性指数(Container Port Performance Index=CPPI)によると、東南部地方バリア・ブンタウ省にあるカイメップ国際港(CMIT)が世界348港中で12位となった。東アジアでは6位。
同ランキングは荷役効率や、入港から荷役後の離岸までの滞在時間などの指標に基づき、世界のコンテナ港湾のパフォーマンスを評価したもの。
カイメップ国際港の順位は、日本の横浜港(15位)、シンガポール港(18位)、韓国の釜山港(22位)などの主要港を上回った。
カイメップ・ティバイエリアには約35の埠頭があり、現在22の埠頭が稼働している。年間貨物取扱能力は1億1780万tに上る。交通運輸省傘下海事局の統計によると、2022年におけるカイメップ・ティバイエリアの貨物取扱量は約1億0670万tに達し、年平均成長率は約+15%となっている。
2022年のコンテナ港湾生産性指数トップ10は以下の通り。
1位:洋山深水港(中国)
2位:サラーラ港(オマーン)
3位:ハリファ港(UAE)
4位:タンジェMED港(モロッコ)
5位:カルタヘナ港(コロンビア)
6位:タンジュンペラパス港(マレーシア)
7位:寧波舟山港(中国)
8位:ハマド港(カタール)
9位:広州港(中国)
10位:ポートサイド港(エジプト)