在外ベトナム人委員会は11日に開かれた記者会見で、2023年における在外ベトナム人(越僑)によるベトナムへの本国送金額が推定で前年比+25~30%増加するとの見通しを発表した。
同委員会のグエン・マイン・ドン副委員会長は、対ベトナムの海外送金額は2023年末に急増し、2024年のテト(旧正月)までの期間にかけても増え続けるとの見方を示した。このうち、ホーチミン市への海外送金額が地域別で最大となる見込み。
ベトナム国家銀行(中央銀行)ホーチミン支店によると、2023年における同市への海外送金額は、推定で前年比+35%増の90億USD(約1兆3000億円)に急増し、過去最高を記録した。
なお、ベトナムは直近10年間で、海外在住者からの送金額で世界トップ10圏内、アジア・太平洋ではトップ3圏内を維持している。