ベトナム電力グループ(EVN)によると、2024年3月における全国の電力量(発電量と輸入量)は前年同月比+9.8%増の257億kWhとなり、1~3月期は前年同期比+11.8%増の694億kWhに増えた。
発電方法別の同期の発電量は以下の通り。
◇石炭火力発電:399億9000万kWh(全体の57.6%)
◇再生可能エネルギー発電:114億5000万kWh(同16.5%)、うち太陽光発電が66億1000万kWh、風力発電が44億3000万kWh
◇水力発電:106億2000万kWh(同15.3%)
◇ガス火力発電:60億6000万kWh(同8.7%)
◇海外からの輸入:11億5000万kWh(同1.7%)
EVNは4~6月中に南中部沿岸地方ニントゥアン省の第2・3フオックタイ太陽光発電所の運転を開始する。また、東南部地方ドンナイ省の第4ニョンチャックガス火力発電所から東南部地方バリア・ブンタウ省フーミー町、ホーチミン市ニャーベー郡までを結ぶ500kV送電線、第3ニョンチャックガス火力発電所からバリア・ブンタウ省フーミー町ミースアン街区、ホーチミン市直轄トゥードゥック市カットライ街区までを結ぶ220kV送電線などの通電を完了する。
このほか、北中部地方クアンビン省クアンチャック郡から北部紅河デルタ地方フンイエン省イエンミー郡フォーノイまでを結ぶ500kV送電線敷設案件を着工する。