英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)が発表した新築分譲マンション市場に関する最新レポートによると、2024年7~9月におけるホーチミン市の新規供給戸数は4871戸で、前期比▲13%減少し、前年同期比では▲36%減少した。
このうち、Bクラスのマンションが全体の60%を占めて最大だった。Cクラス、Aクラスの割合はそれぞれ38%、2%だった。
成約戸数は前期比▲16%減、前年同期比▲4%減の1915戸となった。成約率(新規供給戸数に対する成約戸数の比率)は39%で、前期比▲2%pt低下したが、前年同期比では+13%pt上昇した。
新築分譲マンションの1m2当たりの平均販売価格は6800万VND(約40万円)で、前期比▲12%下落した。これは主にCクラス物件の割合が拡大したことによるもの。
一方、ハノイ市では、7~9月における新築分譲マンションの新規供給戸数は5265戸で、前期比+95%増、前年同期比では2.8倍増と大幅に増加した。1m2当たりの平均販売価格は6900万VND(約41万円)で、前期比で+6%上昇、前年同期比では+28%上昇した。