アジア開発銀行(ADB)はこのたび、2011年国内総生産(GDP)成長率予想を7.7%から8.1%に上方修正した。16日付ベトストックが報じた。
なお、2012年GDP成長率予想は7.6%としている。
アメリカや欧州連合(EU)などの需要が低下していることを受け、タイやマレーシア、ベトナムのGDP成長率予想が相次いで下方修正されているが、ラオスは2011年も引き続き高成長を遂げる見通しである。
しかし、一方で、食料食品や輸入燃料、急速な貸付成長率などを受け、2011年の消費者物価指数(CPI)上昇率は8.5%に達すると言われている。
ADBのラオスナショナル・ディレクターであるChong Chi Nai氏は、「持続的な経済成長を確保するため、ラオス政府は環境資源以外の分野へも投資を強化し、経営投資環境の改善に注力すべきだ」とコメントしている。