香港上海銀行(HSBC)はこのほど、ベトナムの2022年における国内総生産(GDP)成長率予想を+7.6%に上方修正した。
国内需要や製造業が回復していることや、輸出の増加が続いていることが背景にある。さらに、ベトナムは人件費の安さで外国投資誘致において優勢であることも経済成長を促す材料となっている。
2023年におけるベトナムのGDP成長率は+6.0%となり、世界でも高い成長率を達成する国の1つとなる見込み。
HSBCベトナムのティム・エヴァンズ(Tim Evans)社長は、9月のベトナム・PMI(製造業購買担当者指数)が前月比▲0.2ポイント低下の52.5となったものの、ベトナムの生産条件は依然として大幅に改善されていると成果を強調し、2030年をめどにベトナムがドイツと英国を追い越し、世界第10位の消費市場になるとの期待を示した。