世界銀行(WB)は先般発表したベトナムのマクロ経済に関する最新レポートの中で、2023年におけるベトナムの国内総生産(GDP)成長率予想を+6.3%で据え置いた。2024~2025年のGDP年平均成長率は+6.5%となる見込み。
また、2023年の消費者物価指数(CPI)上昇率は+4.5%で、2024年に+3.5%、2025年には+3.0%へと低下すると予想されている。
WBベトナム事務所のキャロリン・ターク(Carolyn Turk)所長は、ベトナムは経済成長刺激政策を講じる余地がまだあり、中でも公共投資の加速化が短期的・長期的成長の鍵となると評価した。さらに、ベトナム政府はマクロ経済の安定化に向けて、金融政策を財政政策と連動させる必要があると指摘した。