統計総局(GSO)が2023年1~6月期の国内総生産(GDP)成長率(推定値)を発表したことを受け、中央経済管理研究所(CIEM)はこのほど、同年におけるGDP成長率予測に関する3つのシナリオを更新した。今回の予想では下方修正が加えられている。
第1シナリオでは、2023年のGDP成長率が+5.34%となり、政府が設定した目標値である+6.5%を大幅に下回る見込み。同年の消費者物価指数(CPI)上昇率は+3.43%、輸出額は▲5.64%減、貿易黒字額は91億USD(約1兆3000億円)と予想されている。
一方、第2シナリオでは、2023年のGDP成長率を+5.72%と予想。同年のCPI上昇率は+3.87%、輸出額は▲3.66%減、貿易黒字額は103億USD(約1兆4700億円)となる見通し。
第3シナリオでは、2023年のGDP成長率を+6.46%と予想。同年のCPI上昇率は+4.39%、輸出額は▲2.17%減、貿易黒字額は68億USD(約9700億円)となる見通し。