地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(VinFast)は17日、自動車整備チェーン「ベンケル・ボス(Bengkel BOS)」を展開するインドネシアのPTペンタ・アルタ・インプレッシ(PT Penta Artha Impressi)との間で、業務提携に関する覚書を締結したと発表した。
今回の提携により、南ジャカルタ、西ジャカルタ、東ジャカルタ、タンゲラン、ジョグジャカルタなど、インドネシア国内の主要地域にある「ベンケル・ボス」の12拠点が、ビンファスト製EVの修理、メンテナンス、保証業務を担当することになった。各施設はビンファストの厳格な品質基準を満たした最新設備を備えており、高水準のアフターサービスの提供が可能となる。
また、「ベンケル・ボス」はビンファスト製EVの部品販売も行う予定で、現地ユーザーに高品質な製品の安定供給を図る。ビンファストは、今後の納車台数の増加を見据え、同社に対する技術支援や人材育成でも協力する方針だ。
ビンファストは現在、インドネシアで「VF 3」、「VF 5」、「VF e34」などのEVを販売しており、製品ラインナップの拡充とともに、販売店およびサービス網の展開を加速させている。この他、タクシーサービス「サインSM(Xanh SM)」や充電スタンド「V-GREEN」のインドネシア展開も進めている。