地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)はこのほど、ホーチミン市カンゾー郡で埋め立て沿岸都市区案件「ビンホームズ・グリーンパラダイス(Vinhomes Green Paradise)」の着工式を開催した。
同都市区案件は、カンタイン町(thi tran Can Thanh)とロンホア村(xa Long Hoa)に跨り、用地面積は2870ha(うち埋め立て面積1357ha)となっている。住民規模は約23万人、年間800万~900万人の観光客を誘致し、数万人の雇用創出に繋がる見通し。
同案件は「A」~「E」の5区画で構成され、うちC区画(約318ha)は金融、経済、商業サービスの中心地として開発される。同区画内には、ランドマークとして108階建ての超高層ビルを建設。完成すれば、同市ビンタイン区にある「ランドマーク81(Landmark 81)」を上回り、ベトナムで最も高いビルとなる。
さらに、同都市区内には、東南アジア最大規模の劇場、世界最大の人工ラグーン、国際規格のゴルフ場2件、高級ホテル群、国際水準のショッピングセンター、教育機関などが整備される。また、米国の医療機関クリーブランド・クリニック(Cleveland Clinic)との提携による国際総合病院「ビンメック・カンゾー(Vinmec Can Gio)」の建設も計画されている。同病院は8月の着工を予定している。