ベトナム軍隊工業通信グループ(ベトテル=Viettel)傘下のベトテルIDC(Viettel IDC)はこのほど、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の人工知能研究所(ビンAI=VinAI)および米クアルコム社(Qualcomm)との間で、ベトナムにおける人工知能(AI)ソリューションの活用に関する提携契約を締結した。
ベトテルIDCは、クアルコムのプラットフォームに基づいたビンAIのAIソリューションを、自社の製品・サービスに統合することで顧客にAIカメラソリューションを提供する。
ベトテルIDCは、データセンターとクラウドコンピューティングの分野で長年の経験を有し、これまでに国内の企業や世帯向けにそれぞれ2万7000台、50万台のAI搭載カメラを供給した。
ビンAIが開発したAIソリューションは、ハノイ市の「ビンホームズ・スマートシティ(Vinhomes Smart City)」のカメラシステムに導入されており、同都市区におけるセキュリティの質向上に貢献している。