ブロックチェーンゲーム(NFTゲーム)「アクシーインフィニティ(Axie Infinity)」を開発・運営する地場スタートアップ企業のスカイメイビス(Sky Mavis)の2022年度(2021年4月30日~2022年3月31日)財務諸表によると、同年度の売上高は前年比3倍の177万USD(約2億6000万円)へと急増したが、税引後利益は▲1889万USD(約▲28億円)の赤字となり、前年の赤字額の78倍となった。
赤字の原因は、一般管理費などのコストが2064万USD(約30億3000万円)となり、前年の27倍へと急増したためだ。
同年度末時点の総資産は前年末比+2億8433万USD(約420億円)増の37億USD(約5400億円)で、うち現金および現金同等物が1億3258万USD(約195億円)。短期債務残高は同+185万USD(約2億7000万円)増の284万USD(約4億2000万円)となっている。
「アクシーインフィニティ」は、世界で最も人気のNFTゲームとして知られている。2022年3月下旬には、「アクシーインフィニティ」をサポートするサイドチェーン「ロニン(Ronin)」がハッキングを受け、USDコイン(USDC)とイーサリアム(Ethereum=ETH)合わせて6億1500万USD(約900億円)が盗み出された。次世代型ビジネスのニュースメディア、コインデスク(CoinDesk)によると、この事件は史上最大のDeFi(分散型金融)ハッキングとされている。