地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)は、北中部地方トゥアティエン・フエ省でのEVタクシーサービス展開計画について、同省人民委員会から支持を得ている。
GSMは、同省が国内で人気の観光地の1つとして、環境にやさしい車両を好む外国人観光客を多数誘致していることを踏まえて、先般開かれた同省人民委員会との会合でEVタクシーサービスの導入を提案した。計画によると、第1期では自社製EVタクシー250台を導入する。
同省人民委員会のグエン・バン・フオン主席は会合で、同提案に歓迎の意を表したほか、サービス導入に向けてGSMに有利な条件を整えると約束した。
これに先立つ4月14日、GSMはハノイ市でEVタクシーサービスを開始した。使用する車両は「VF e34」500台と「VF 8」100台。また、ホーチミン市でも4月末にサービスを開始する計画だ。
さらに、北部紅河デルタ地方ハイフォン市でも近くビンファスト製のEVタクシーを体験することができるようになる。同市では4月28日から、エンバンタクシー(En Vang Taxi)が「VF e34」と「VF 5」の計500台を導入してEVタクシーサービスを開始する。