ベトナムを拠点とする市場調査会社インドシナリサーチ・ベトナムが先般発表した調査結果によると、地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)が展開するビンメック国際総合病院(Vinmec International Hospital)が、ベトナムにおける外国人向け医療サービスの認知度で首位となった。
同調査はハノイ市、ホーチミン市、南中部沿岸地方ダナン市、南部メコンデルタ地方カントー市の国内4大都市を対象に実施されたもの。調査結果によると、ビンメックは全国での認知度が67%で、他の病院を大きく引き離してトップに立っている。
全国での認知度が高い病院トップ10は以下の通り
1位:ビンメック(67%)
2位:ファミリーメディカルプラクティス(Family Medical Practice) (48%)
3位:フランス・ベトナム病院(FV病院、ハノイ市) (34%)
3位:ラッフルズメディカルクリニック(Raffles Medical Clinic) (34%)
5位:FV病院(ホーチミン市) (30%)
6位:アメリカン・インターナショナル・ホスピタル(AIH) (22%)
7位:メドラテック(Medlatec) (21%)
8位:ホアンミー国際病院(Hoan My International Hospital) (17%)
9位:ホンゴック総合病院(Hong Ngoc General Hospital、ハノイ市) (16%)
10位:カントー市医薬大学病院 (Can Tho University Of Medicine And Pharmacy Hospital) (11%)
市別で見ると、ビンメックはハノイ市とダナン市でそれぞれ80%、78%の認知度を記録してトップとなっている。ホーチミン市でも71%の認知度を誇り、カントー市では民間病院の中で最も優れた選択肢と評価された。
なお、外国人がベトナムで医療サービスを選ぶ際に最も重要な要素に関する回答では、「医師の専門知識」が53%でトップ。以下、「施設の質(48%)」、「患者ケアに対する献身性(40%)」などと続いた。