1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、1.50ポイント(0.4%)下落し、376.75で終えた。売買高・売買代金共に大きく変わらなかった。米大幅株安を受ける形で、第1節で5ポイント強、第2節でも一時は10ポイント強下げていた。ただし、そこから押し目買いが優勢となると急上昇、大きく戻して今日の高値で引けた。海外投資家も商活発な商いを続けており、全体では買い越した。
株価:前営業日比で79銘柄が上昇、74銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄は高安まちまち。ビナミルク(VNM)、サコムバンク(STB)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、FPTなどが下落した。一方、ペトロベトナムファイナンス(PVF)、リー冷蔵電気(REE)、キンド食品(KDC)、ビンチャイン建設投資(BCI)が大幅に上昇した他、サイゴン証券(SSI)、タンタオ工業投資(ITA)なども上昇した。
STBとSSIが今日の売買高第1・2位。PVF、チュオンタイン木材加工(TTF)、サコム通信ケーブル(SAM)、ホアファット(HPG)などの取引が多かった。売買高上位10銘柄はいずれも100万株以上の商いだった。
中小型株では、デスコン工業(DCC)、サイゴン縫製(GMC)、SMC投資(SMC)、ドンナイプラスチック(DNP)、ホアビンビル(HBC)、第5建設(SC5)がストップ高した。
こうした中で、ビンタイン輸出入(GIL)、サビメックス(SAV)、ラムソン製糖(LSS)、資材石油(COM)、ビンチェウ建設(BTC)、第16リコジ(LCG)、ビンミンプラスチック(BMP)などが大幅に下落した。
海外投資家はFPT、PVF、DPM、SSIに大きく買いを入れた。一方、TTF、HPG、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)、STB、SSI、FPTなどへは大きく売りを入れた。
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは0.93ポイント(0.71%)下落し、130.24で引けた。売買高・売買代金は共に増加した。
株価:前営業日比で、45銘柄が上昇し、109銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄ではほぼ全面安の展開。ただし、終値では戻したものも多かった。大幅に下落したのは、キンバック都市開発(KBC)、キムロン証券(KLS)、ハイフォン証券(HPC)など。一方大幅に上昇したのは、ビナコネックス総公社(VCG)程度だった。ただし海外投資家はKBCへは150万株弱、VCGへは250万株弱、それぞれ売りを入れた。
売買高第1位500万株余り取引されたVCG。ACB銀行、KLS、KBC、BVSなどがこれに続いた。
こうした中で、サイゴン総合サービス(SVC)、ペトロリメックスペトロケミカル(PLC)、ペトロリメックスハノイ(PJC)、第4電力建設コンサルティング(TV4)などが大幅に上昇した。
上場初日の第1ビナコネックスの平均株価は2万5,100ドン、売買高は9万2,100株だった。
海外投資家の売りは上記2銘柄に集中したが、その他、ビムソンセメント(BCC)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、第7ソンダ(SD7)などへの売りも多かった。一方、KBC、PVS、サハバンク(SHB)へは買いも入れた。PVSとSHBでは買い越した。
※株価調整のあった銘柄:ジエンホン印刷(DHI)・配当(額面比8%)