1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、0.50ポイント(0.11%)上昇し、.472.47で終えた。売買高・売買代金共に大幅に増加した。第1節では7ポイント弱下げていたが、第2節に入って揉み合った。売り優勢になった後、再び買いが入り始めた。すると第3節ではついに前日終値を上回った。ベトコムバンク(VCB)の上場が決定したことで、株価上昇の期待からサコムバンク(STB)が買われたことが要因と見られている。
株価:前営業日比で59銘柄が上昇、102銘柄が下落した。
時価総額上位銘柄では高安まちまちだった。ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)、ホアファット(HPG)、ペトロベトナムドリリング(PVD)、FPTなどがストップ高した。一方、ペトロベトナムファイナス(PVF)、ビンパールランド(VPL)、タンタオ工業投資(ITA)、リー冷蔵電気(REE)などが4%超下落した。
STBは1,700万株を超える大商いだった。サイゴン証券(SSI)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、サコム通信ケーブル(SAM)、ファーライ火力発電(PPC)などがこれに続いた。
海外投資家が120万株売りを入れたのが、PPC。STB、総合フォワーディング(GMD)、SSIなどにも売りを入れた。一方、PVD、DPM、ミンフー水産(MPC)などへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:アルファナム(ALP)・無償増資(株式割当100対6)、配当(額面比6%)
2) ハノイ市場(HASTC)
HASTCインデックスは1.99ポイント(1.21%)上昇し、167.02で引けた。売買高・売買代金共大幅に増加した。
株価:前営業日比で、37銘柄が上昇、152銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では下落したものが多かった。証券3銘柄の下げが目立った。一方、ベトナム国家再保険(VNR)、タックバー水力発電(TBC)、ティエンフォンプラスチック(NTP)は大幅に上昇した。
商いが多かったのはACB銀行、キムロン証券(KLS)、ビナコネックス総公社(VCG)、キンバックシティグループ(KBC)などだった。
ホーチミン市場から上場変更、今日から取引を再開したニヒエップブリック(NHC)はストップ高した。
海外投資家は売り越した。VNRへ大きく売りを入れた。VCG、KLS、ハイフォン証券(HPC)へも売りを入れた。一方、KBC、ペトロベトナム技術サービス(PVS)、VCGへは買いを入れた。
※株価調整のあった銘柄:TBC・配当(額面比14%)、イエンバイ農林産食品(CAP)・配当(額面比12.4%)、VCG・配当(額面比3%)