1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、12.13ポイント(2.63%)下落し、448.29で終えた。売買高・売買代金共に増加した。第1節では僅かに上昇していたが、第2節に入ると急落、今日の安値近くで引けた。上場初日のベトコムバンク(VCB)がストップ高し、バオベトグループ(BVH)もストップ高を続けたが、相場全体では全面安に近い展開だった。一方では、VCB株の海外投資家の保有株式数に関する発表のタイミングが適切ではなかったとする声も。海外投資家は大幅に買い越した。
株価:前営業日比で17銘柄が上昇、138銘柄が下落した。
時価総額最上位銘柄で上昇したのはVCBとBVHのみ。4%超下落したものも多かった。ペトロベトナムドリリング(PVD)、ビンパールランド(VPL)、ヴィンソン-ソンヒン水力発電(VSH)は変わらずだった。
商いが大きかったのは、サコムバンク(STB)、サイゴン証券(SSI)、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)、ホアファット(HPG)、ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)などだった。
ランドン電球(RAL)、郵電建設投資(PTC)、デスコン工業建設(DCC)、南部種苗(SSC)、OPC製薬などが上昇した。
海外投資家はSTB、HPG、ペトロベトナム化学肥料(DPM)、FPTなどへ大きく買いを入れた。一方、STB、タインコン縫製(TCM)、ファーライ火力発電(PPC)などへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ミィチャウ包装印刷(MCP)・無償増資(株式割当100対55)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは4.76ポイント(3.09%)下落し、149.04で引けた。売買高・売買代金共に増加した。
株価:前営業日比で、36銘柄が上昇、156銘柄が下落した。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄では銀行2銘柄が上昇したが、終値では全てが下落した。
マンガン鉱産(MMC)が大幅に続伸した。
海外投資家は買い越した。ACB銀行は今日も相対で海外投資家同士によって100万株取引された。ビムソンセメント(BCC)、ティエンフォンプラスチック(NTP)、サハバンク(SHB)、バオベト証券(BVS)などへは買いを入れ、ペトロベトナムドリル溶液(PVC)、ビナコネックス総公社(VCG)、BCCなどへは売りを入れた。