1) ホーチミン市場(HOSE)
VNインデックスは、11.73ポイント(1.94%)上昇し、617.38で終えた。売買高・売買代金共大幅に増加し、過去最多をつけた。第2節では一時626強をつけたが。高値が警戒され、その後は利益確定が優勢となった。それでも2桁上昇は維持した。商いを活性化させた一因は海外投資家。買い越し幅を大きく広げた。
株価:前営業日比で132銘柄が上昇、32銘柄が下落した。82銘柄がストップ高した。
時価総額上位銘柄は全面高の展開。ベトコムバンク(VCB)、FPT、サイゴン証券(SSI)などはストップ高した。一方、ソンだ工業団地(SJS)と総合フォワーディング(GMD)などは下落した。ペトロベトナムドリリング(PVD)は変わらずだった。
商いが最も膨らんだのはサコムバンク(STB)。SSI、ベトファンドマネジメント1(VFMVF1)などの取引も活発だった。VCBも330万株強と大商いだった。
海外投資家は買い越した。ペトロベトナム化学肥料(DPM)、ホアファット(HPG)、SSI、ホーチミン市インフラ投資(CII)、VCB、ペトロベトナム総合サービス(PET)、ホーチミン市証券(HCM)などへ大きく買いを入れた。一方、ナムベト水産(ANV)、DPM、SSI、GMDなどへは売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ハパコ(HAP)・無償増資(株式割当10対1)
2) ハノイ市場(HNX)
HNXインデックスは6.15ポイント(2.99%)上昇し、211.51で引けた。売買高・売買代金共に高い水準を維持した。
株価:前営業日比で、210銘柄が上昇、下落したのは12銘柄のみ。
1兆ドン以上の時価総額上位銘柄は全面高。大幅高が目立ったが、特にキンバックシティグループ(KBC)、ビナコネックス総公社(VCG)、バオベト証券(BVS)、キムロン証券(KLS)、ヴィエティンバンク証券(CTS)などが6%超上昇した。
ACB銀行、VCG、KBC、サハバンク(SHB)、ハイフォン証券(HPC)、ペトロベトナム技術サービス(PVS)などの取引が多かった。、
海外投資家は大きく買い越した。KBCへは51万株強買いを入れた。BVS、ハノイミルク(HNM)、SHBなどへも大きく買いを入れた。一方、VCGへは52万株強売りを入れた。KBCへも20万株余り売りを入れた。
※株価調整のあった銘柄:ベトドゥック鋼管(VGS)・有償増資(株式割当1対1、発行株価1万ドン)