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■ホーチミン市場の市況

　2日の株式市場は4日ぶりの反落となり、VN指数は2.01ポイント（0.4％)下落し、501で取引を終えた。売買高は前日比わずかに上昇した。　

　全214銘柄中62銘柄が上昇、103銘柄が下落、49銘柄が変わらずだった。

　第1節は前日比高く寄付き、第2節に入ると上値の重さを意識した売りに押され、じりじりと下げ続ける展開となる。その後VN指数500を割り込まなかったことから自立反発狙いの買いによって反転上昇を始める。前日比プラス圏まで浮上するものの再び売りが優勢となり、第3節に入っても売りの流れは変わらないまま、前日比マイナスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、不動産セクターでは、ホアン・アイン・ザー・ライ（HAG）、キンバックシティーグループ（KBC）、ソンダ工業団地・都市投資（SJS）はそれぞれ変わらずで、ホーチミン市インフラ投資(CII)は0.52%、ビンコム(VIC)は1.11％それぞれ下落した。銀行セクターでは、ヴィエティンバンク（CTG）は4.42%、エクシムバンク（EIB）は0.85%、サコムバンク（STB）は1.25%それぞれ下落し、ベトコムバンク（VCB）はストップ安となった。その他の金融銘柄では、ペトロベトナムファイナンス（PVF）は1.67%上昇し、サイゴン証券（SSI）は変わらず、バオベト保険(BVH)はストップ安となった。その他では、ホアファットグループ(HPG)は2.44%上昇し、FPT(FPT)は変わらず、総合フォワーディング（GMD)は0.66%、リー冷蔵電気工業(REE)は1.33%、サコム通信ケーブル(SAM)は0.35%、ペトロベトナム科学肥料（DPM）は0.31%、ペトロベトナムドリリング（PVD）は0.88%それぞれ下落した。食品では、マサングループ（MSN）は3.51%上昇し、ビナミルク（VNM）は0.59%下落した。

　その他中小型銘柄では、製糖会社のビエンホア製糖（BHS）は2.78%、ラムソン製糖（LSS）は0.46%それぞれ上昇した。水産セクターは、ベンチェ水産（ABT）は1.85%、ナムベト水産（ANV）は3.73%それぞれ上昇し、アンザン水産（AGF）は2.29%、フンブオン水産(HVG)は0.84%、ミンフー水産（MPC）は0.88%それぞれ下落した。。天然ゴムセクターは、ドンフーゴム（DPR）は1.64%上昇し、ホアビンゴム（HRC）は0.83%下落し、フオックホアゴム（PHR）は変わらずだった。

　商いが活発だったのは、アジアヒュウリエン（HLA）、SSI、ヴィンソン－ソンヒン水力発電（VSH）、STB、ベトイ鉄鋼（VIS）、SAMだった。

なお、本日新規上場となった南部運輸倉庫(STG)はストップ高となった。また配当権利落ちとなったドンド海運（DDM）は上昇した。



■ハノイ市場の市況

　ハノイ市場は反落となり、0.87ポイント（0.52％）下落し、164.51で取引を終えた。売買高は前日比3割弱増加した。　

　全266銘柄中126銘柄が上昇、88銘柄が下落、52銘柄が変わらずだった。

　ハノイ市場は前日比ほぼ変わらずで寄付くと、その後は揉み合い商状が暫く続く。その後前日比マイナス圏まで売られると、そこからは前日比終値を挟んで一進一退の状態となる。結局売り物に押され前日比マイナスで終了した。

　時価総額上位銘柄は、金融セクターのアジアコマーシャル銀行（ACB）は0.54%、サイゴンハノイ商銀（SHB）は0.46%、キムロン証券（KLS）は0.58%それぞれ下落し、バオベト証券（BVS）は2.1%上昇し、ベトナム国家再保険（VNR）は変わらずだった。ペトロベトナム銘柄は、ペトロベトナム保険（PVI）は0.38%、ペトロベトナム技術サービス(PVS)は0.66%それぞれ上昇し、ペトロベトナム建設(PVX)は変わらずだった。その他では、ビネコ鉄鋼(SSM)は5.43%、ビナコネックス(VCG)は0.4%、ビナシン投資石油運輸（VSP）は1.19%それぞれ上昇し、ティエンフォン・プラスチック(NTP)は0.19%、サイゴン・クイニョン鉱産(SQC)は3.16%それぞれ下落した。

　中小型株では、ヴィエティンバンク証券（CTS）は0.56%、ベトドゥック鋼管（VGS）は4.87%はそれぞれ上昇し、ウォールストリート証券(WSS)は1.98%下落した。

　商いが活発だったのは、KLS、VGS、ソンホン建設（ICG）、VCG、BVS、ACBだった。

　なお、本日配当権利落ちとなったビナコネックス・スアンマイコンクリート建設（XMC）、イエンソン・ハパコ（YSC）はそれぞれ上昇した。