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カンボジア証券市場に海外投資家を呼び込むための4つの課題とは

2012/05/15 19:54 JST更新

カンボジア政府は、証券市場に参入する海外投資家に対して手厚い優遇措置を設けているが、海外投資家の更なる市場参加を促すに際して、以下の4つの課題に直面している。14日付ベトストックが報じた。

1、短期的投資家が圧倒的な割合を占めること
  上場直後3営業日のCSXインデックスは大きく上昇したが、売り圧力で下落傾向に転じている。

2、上場企業数が非常に少ないこと
  ラオス証券市場は2011年1月の開場以来、上場企業が2社のまま増加していないため、売買高と売買代金も非常に低い水準に留まっている。ラオス証券市場の二の舞にならぬよう、上場企業数を増やす必要がある。

3、監査済み財務諸表が少ないこと
  カンボジア証券取引所(CSX)への上場条件として、上場希望企業は、カンボジア政府の認可を取得した国際会計監査会社による直近3年間の監査済み財務諸表を提出しなければならないが、この条件を満たす国内企業が非常に少ないのが現状である。カンボジア企業に対し情報公開の必要性の認識を高める必要がある。

4、海外投資家の注目を維持すること
  日本、中国、韓国などの周辺諸国の投資家はカンボジア株に大きな関心を寄せているが、今後海外投資家が資金を他の市場にシフトさせないよう、国内企業の企業力や透明性などを更に向上させる必要がある。

  
  

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