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  静岡銀行(静岡県静岡市)は28日、ベトナムにおける取引先の金融・貿易・投資などのニーズに迅速かつ適切に応えることを目的として、ベトナム投資開発銀行[BID](BIDV)と業務提携契約を締結した。静岡銀行にとってアジア地域で13行目の業務提携となる。

  近年、静岡県内企業のアジア諸国への進出が増加傾向にあり、ベトナムに進出している県内の関連事業所数は81社を数える。こうした中、静岡銀行の取引先企業からも、ベトナムへの進出及びベトナムでの総合的な金融支援に対するニーズが高まっている。

  今回の業務提携により、静岡銀行は、既にベトナムに進出している、または進出を検討している取引先に対して、BIDVの金融サービスを提供し支援体制を強化する。BIDVはベトナムで約1000拠点を有するほか、日本語に堪能なスタッフを配置したジャパンデスクも設けていることから、取引先は現地で日本語でのサービスを受けることが可能となる。

  また、BIDVは、ベトナムでの事業展開に必要な投資環境や法令などの情報提供、及び現地における事業パートナーの候補選定に関するアドバイス、ビジネスマッチングの支援などを提供する。

  なお、静岡銀行は現在、アジア地域におけるサポート体制の拡充を図るべく、8か国・地域で13行と提携している。ベトナムではBIDVのほか、ANZベトナム(ANZ Vietnam)とも提携している。