地場系コングロマリット(複合企業)のビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビンスマート(VinSmart)は14日、ホーチミン市内の国内最高層ビル「ランドマーク81(Landmark 81)」で、自社開発した「Vスマート(Vsmart)」ブランドのスマートフォン4機種を発表した。
発表したのは、◇「Joy 1(ジョイ1)」、◇「Joy 1+(ジョイ1+)」、◇「Active 1(アクティブ1)」、◇「Active 1+(アクティブ1+)」の4機種。
ビンスマートは、VIC傘下の携帯販売大手ビエントンA(Vienthong A)、電子機器・家電小売チェーン「ビンプロ(Vinpro)」のほか、テーゾイジードン(thegioididong)、FPTショップ(FPT Shop)、ベトテルストア(Viettel Store)、グエンキム(Nguyen Kim)、小規模の携帯電話販売店など計5000店舗から成る広大な流通網、さらにオンライン販売店を通じて同製品を販売する。
発売当初は販売促進策として値下げキャンペーンを実施する。発売当初の販売価格(付加価値税=VAT込み)は、◇「Joy 1」:249万VND(約1万2300円)、◇「Joy 1+」:339万VND(約1万6700円)、◇「Active 1」:499万VND(約2万4600円)、◇「Active 1+」:639万VND(約3万1000円)。
同4機種はRAMが3~6GB、メモリ容量が32~64GBで、米クアルコム社(Qualcomm)のマイクロプロセッサ「スナップドラゴン(Snapdragon)430/435/660」のいずれかを搭載。さらに、いずれもアンドロイドを元にした同社のオペレーティングシステム「VOS」を搭載している。
ビングループのブランド力に加え、値段も手ごろな低価格帯となっていることから、ベトナム人消費者に歓迎されるものと期待される。同社は2019年中にさらに新モデル10機種を発表する予定だ。