鉄鋼・鉄鋼原料・建材などの日本国内販売および輸出入を手掛ける阪和興業株式会社(大阪市中央区)は、同社が20%出資するSMC投資貿易[SMC](SMC Investment - Trading)傘下のコイルセンターであるSMCハノイ(SMC Hanoi)の株式の65%を取得することを決定し、3日にSMCと株式譲渡契約を締結した。
SMCハノイは2011年8月設立。大型スリッター2基と大型レベラー1基などの設備を有し、加工能力は1万MT/月となっている。
阪和興業は、SMCハノイを自社の主導で経営することにより、今後も経済発展が見込まれるベトナムのハノイエリアにおいて地域の薄板事業のさらなる拡大を目指す。
阪和興業は2012年にSMC株の5%を取得し、戦略的パートナーシップの構築および鋼材販売の拡大を図ってきた。2017年にはSMC株の保有比率を20%に引き上げた。