南中部沿岸地方ビンディン省人民委員会は8日、ベトナムを代表するIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)による同省での人工知能(AI)・ソフトウェア開発・教育コンプレックス案件への投資を認可した。
同コンプレックスは面積38haの用地に建設され、投資総額は4兆5000億VND(約215億円)。同案件の実施予定期間は2019年から2025年までで、まずは2019年から2021年にかけて面積6haの用地で第1期を実施する。
FPTはビンディン省に同コンプレックスを建設することについて、「ビンディン省はAIの基本となる数学の教育において優れた地方として知られている。省当局も、情報技術(IT)事業に携わる有力企業に対して有利な条件を整えている」とコメントした。
同省は省都クイニョン市ゲンラン街区にある面積242haの広大な用地に科学教育都市区を開発するなどして、IT分野で全国をリードする地方となることを目指している。