大正製薬ホールディングス株式会社(東京都豊島区)の連結子会社である大正製薬株式会社(東京都豊島区)は、地場製薬最大手ハウザン製薬[DHG](Hau Giang Pharmaceutical)を連結子会社化した。
これに先立ち、大正製薬は3月18日からDHGの発行済株式総数の21.7%を対象とした公開買付けを行い、その結果、発行済株式総数の15.78%の応募を受けたため公開買付けを実行し、DHGの発行済株式総数の50.78%を保有することとなった。
また、大正製薬は既存株主からDHG株の0.23%を取得し、公開買付けにより取得した50.78%と合わせてDHGの発行済株式総数の51.01%を保有することとなり、DHGを連結子会社化した。
異動前の所有株式数は4576万1086株(発行済株式総数の34.99%)、今回の取得株式数は2093万5966株(うち公開買付けによる取得株式数は2063万5966株)、取得価額は約118億円(うち公開買付けによる取得価格は約117億円)。異動後の所有株式数は6669万7052株(発行済株式総数の51.01%)となっている。
大正製薬グループとDHGは2016年5月に資本業務提携契約を締結し、同年7月に大正製薬グループがDHG株の24.5%を取得した。以来、DHGが確立してきたベトナムでの地位と、大正製薬グループの主要な製品やノウハウを活用することによって、両社のシナジーを実現してきた。
なお、DHGの連結子会社化にあたり、2020年3月期4-6月期から同社連結業績への取り込みを予定している。