格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は10月31日、仏エアバス(Airbus)との間で、超長距離型旅客機「A321XLR型機」20機の購買に関する契約を締結した。
今回の契約で発注した旅客機は、2023年に引き渡しを開始する。
A321XLR型機は、エアバスが今年ローンチしたA320ファミリーの最新シリーズで、航続距離は単通路機としては世界最長の約8700km。旧世代機と比べて燃料消費量も節約できる。
さらに両社は同日、エアバスA320・A321型機の航空訓練用のコックピットフライトシミュレーター2台の購買に関する契約も締結した。
VJCは、ホーチミン市9区サイゴンハイテクパーク(SHTP)内に航空学院を開設し、欧州航空安全機関(EASA)のコックピットフライトシミュレーター1台を導入して飛行士の訓練を進めている。