元国営4大銀行の一角で、三菱UFJ銀行が資本参加するヴィエティンバンク[CTG](Vietinbank)はこのほど、地場電子商取引(eコマース=EC)サイトのセンドー(Sendo)との間で、提携カードの発行に関する協力契約を締結した。
これにより、両社はオンライン本人確認サービス「eKYC(electronic Know Your Customer)」に対応したデビットカードやクレジットカードを発行する。利用者はセンドーのアプリを通じて、通常のプラスチックカードまたはオンライン専用のバーチャルカードの発行を受けることができる。
なお、決済サービス提供機関による決済口座の開設について規定する通達第23号/2014/TT-NHNNの一部を改正・補足するベトナム国家銀行(中央銀行)の通達第16号/2020/TT-NHNNによると、商業銀行は同通達で規定する開設プロセスの作成・公開および技術導入などの各種要件を満たせば、eKYCによる顧客の決済口座を開設できる。新通達は2021年3月5日に発効する。