格安航空(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は、2020年12月初旬に発行した社債のうち650万口を売却し、総額6500億VND(約29億円)の資金調達を行った。
今回の債券売却は、投資家からの資金調達を目的としたベトジェットエアの中長期的な債券計画の一環。新たに取得した資金は、2021年の開発計画に充当される。
英国の格付け会社フィッチレーティングス(Fitch Ratings)によると、ベトナムの航空産業は、その効果的な感染症対策により、東南アジアの他国よりも早く回復すると見込まれている。ベトナムを含む多くの国で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチンの試験が進行中であることも、航空業界の回復に前向きな兆しとなっている。
また、シーホーク・インベストメンツ(Seahawk Investments)は、LCCのビジネスモデルや効果的なオペレーション、低負債比率により、パンデミックが抑制されればより迅速に回復すると予測している。