国内最大の乳業企業ビナミルク[VNM](Vinamilk)はこのほど、北中部地方タインホア省、南中部沿岸地方クアンガイ省、東南部地方タイニン省の3か所に建設したエコ酪農場「グリーンファーム(Green Farm)」をお披露目した。
これらの酪農場はいずれも数千haの規模を持つ。酪農場では、化学肥料・農薬を用いないオーガニック飼料と自然の地下水を使用して、米国やオーストラリア、ニュージーランドから輸入される数万頭の乳牛を飼育する。さらに、暑い季節でも涼しい空間を作り出すことが可能な調整池も設置した。
グリーンファームでは、乳牛の健康状態を監視するための最先端技術を導入。電子チップを使用して飼料を管理し、給餌には自動給餌ロボットを使用する。また、乳牛の体を毎日洗ったり、散歩させたり、音楽を流すなどして乳牛をリラックスさせることで乳の出を良くして、搾乳の生産性を高める。