英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ(Savills)が発表した世界21か国・地域の54都市における物流不動産レポートによると、ハノイ市とホーチミン市は物流不動産の賃料が最も安い都市の1つで、魅力的な投資先となっている。
ハノイ市とホーチミン市における物流不動産の1ft2(約929cm2)あたりの年間賃料(税金・サービス料を含む)はそれぞれ5USD(約560円)超、10USD(約1100円)。最も安いのはインドの都市で、3~4USD(約330~440円)となっている。
ただし、賃料に人件費や電気料金、燃料費を加算したコストから見ると、ハノイ市とホーチミン市がインドの都市を超えて最安となる。
賃料(税金・サービス料を含む)の上位4都市は、英国・ロンドン、日本・東京、香港、シンガポール。
サヴィルズによると、新型コロナの影響による電子商取引(eコマース=EC)や小売業の急拡大に伴い、物流不動産の賃貸需要も増えている。