地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)は傘下のビンファスト・グローバル(VinFast Global)の新社長に、独フォルクスワーゲン(Volkswagen)の米国法人フォルクスワーゲン・オブ・アメリカ(Volkswagen of America)で副会長を務めていたミヒャエル・ローシェラー(Michael Lohscheller)氏を任命した。
ミヒャエル・ローシェラー氏は、フォルクスワーゲン・オブ・アメリカのほか、三菱自動車ヨーロッパの副会長 兼 最高財務責任者(CFO)、オペル・グローバル(Opel Global)の社長を歴任。
ミヒャエル・ローシェラー氏は、今後ベトナムを拠点としつつ、ベトナムのみならず、米国やカナダ、フランス、ドイツ、オランダでの事業を直接管理することで、ビンファストをグローバルなスマート電気自動車メーカーに成長させる国際戦略を推進していく。
なお、ビンファストは先般、米国とカナダ、フランス、ドイツ、オランダに5支店を開設。2022年3月に、自動運転レベル2~3のEVタイプ・スポーツ用多目的車(SUV)「VF e35」と「VF e36」を全世界向けに発売する計画だ。