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  香港上海銀行ベトナム(HSBC Vietnam)は、ベトナムの2022年における国内総生産(GDP)成長率を+6.8％と予想した。中間層による消費活動の加速や、新たに整備される各種インフラ、海外直接投資(FDI)の増加などが2022年のGDP成長を促すと見込まれている。

  HSBCの専門家によると、コロナ禍にあった2021年の社会的隔離措置により、ベトナムのFDIは多少の影響を受けたが、2022年以降は、製造業を中心にFDIが回復すると予想されている。

  計画投資省海外投資局(FIA)が発表した海外直接投資(FDI)に関するデータによると、2021年1～11月期のFDI認可額(推定値)は前年同期比+0.1％増の264億6272万USD(約3兆円)だった。同期の実行額(推定値)は同▲4.2％減の171億USD(約1兆9500億円)に減少した。

  また、中間層人口の拡大により、個人消費が増加すると見込まれている。このほか、各地で整備が進んでいる各種インフラの稼働開始が、国内経済活動の発展を促す好材料になると分析。

  なお、HSBCは2022年におけるベトナムのインフレ上昇率を+3.5％と予想している。