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21年のVND建て社債市場、発行額は不動産会社が最多

2022/02/10 15:40 JST更新

 テクコムバンク証券(Techcombank Securities=TCBS)がこのほど発表した2021年のVND建て社債市場レポートによると、同年の発行総額は382社の714兆VND(約3兆6000億円)となり、前年比+64%増加した。

 発行額を業種別で見ると、不動産会社による発行額が全体の40%を占め最大だった。続いて、商業銀行33%、エネルギー会社5%、金融サービス会社4%などとなった。

 平均利率が最も高かったのは不動産会社の年9.8%。エネルギー会社が年9.7%、金融サービス会社が年8.3%、商業銀行が年4.4%などと続いた。

 なお、ベトナム国家銀行(中央銀行)は昨年末、商業銀行・海外銀行支店(以下、金融機関)の社債購入条件を厳格化する通達第16号/2021/TT-NHNNを発出した。同通達は2022年1月15日に発効した。

 商業銀行が社債を通じて不動産会社に巨額の資金を投入していることを背景に、今回の規制は不動産会社の資金繰りに影響を与える見込み。さらに、商業銀行が抱える不良債権額の構成では不動産会社向けが大きな割合を占めることから、この規制は商業銀行の不良債権増加を防ぐことにもつながる。

  
  

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