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　多くの商業銀行は5月に預金金利を一斉に引き上げ、前年末比の引き上げ幅は+0.3～0.5％ptとなった。最も高い金利を提供しているのはサイゴン商業銀行(SCB)で年7.55％となっている。

　SCBは12か月物の店頭金利とオンライン金利を年7.0％から7.3％に引き上げた。同行が提示する最も高いオンライン金利は年7.55％で、18か月物以上の預金に適用している。

　ナムアバンク[NAB](Nam A Bank)は最も高い預金金利を年7.4％で適用しており、16か月物超のオンライン預金を対象としている。

　他の銀行が提示する最も高い預金金利は、PVコムバンク(PVcombank)が年7.25％(36か月物以上のオンライン預金)、ベトナム建設銀行(CBバンク＝CBBank)が年7.05％(13か月物以上のオンライン預金)。

　このほか、HDバンク[HDB](HDBank)、テクコムバンク[TCB](Techcombank)、アジアコマーシャル銀行[ACB](Asia Commercial Bank)なども最も高い金利を年7.0％超で適用している。ただし、預金額1000億VND(約5億6000万円)以上を条件としている。

　一方、国営銀行は資金力で優勢となっているため、今年に入ってからまだ預金金利を引き上げていない。6か月物の平均金利は11か月連続で年3.78％、12か月物は9か月連続で年4.95％となっている。

　専門家によると、預金金利は年末まで上昇を続け、引き上げ幅は+0.1～0.3％ptとなる見込み。