国際通貨基金(IMF)の最新レポートによると、2022年におけるベトナムの購買力平価(PPP=ある国である価格で買える商品が他国ならいくらで買えるかを示す交換レート)ベースの国内総生産(GDP)は1兆2780億USD(約183兆円)と予想されており、アジア全体で10位、東南アジアで3位につけている。
<2022年におけるアジア上位15か国のPPPベースのGDP予想>(単位:10億USD)
IMFによると、2022年のアジアでPPPベースのGDPが最も大きいのは中国。以下、◇インド、◇日本、◇インドネシア、◇韓国と続く。この上位5か国のPPPベースのGDP予想の合計額は、アジア全体の76.2%を占めると見込まれる。
アジアの上位15か国には、東南アジアから6か国がランクインしている。各国の順位は、◇インドネシア:4位、◇タイ:8位、◇ベトナム:10位、◇フィリピン:11位、◇マレーシア:13位、◇シンガポール:15位となっている。
<2022年における東南アジア11か国のPPPベースのGDP予想>(単位:10億USD)
なお、アジアには、2022年におけるPPPベースのGDP予想が1兆USD(約143兆円)を超える国・地域が13か国・地域あり、1000億USD(約14兆3000億円)を超える国・地域は28か国・地域ある。