地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)と米国の大手ソフトウェア企業インフォーム・ソフトウェア(INFORM Software)はこのほど、電気自動車(EV)の輸送管理ソリューションに関する戦略的協力を発表した。
インフォームはビンファストに対して、輸送管理ソフトウェア(TMS)や倉庫管理ソフトウェア(YMS)を提供する。これにより、ビンファストはEV車の輸送を監視するほか、予約から引き渡し、リコールまでのプロセスを最適化できる。
ビンファストは当面、インフォームが提供するソフトウェアを米国、カナダ、ベトナムの事業に導入し、その後はヨーロッパにも展開する。インフォームのソリューションは、18~24か月以内にビンファストのシステム全体に適用される予定。
インフォームは人工知能(AI)を活用したソフトウェア開発を手掛けており、製造や貿易、空港、港湾、物流、銀行、電気通信、保険などの分野で事業を展開する1000以上の企業に向けてサービスを提供している。