英系総合不動産サービス会社のサヴィルズ・ベトナム(Savills Vietnam)が発表した2022年におけるハノイ市の新築分譲マンション市場レポートによると、同年の新規供給戸数は1万2637戸で、直近8年間で最も少なかった。
このうち、Bクラスのマンションが全体の83%を占め、最大だった。続いて、Aクラスのマンションが9%だった。成約戸数も前年から伸び悩み、1万0100戸にとどまった。
不動産開発業者による1m2当たりの平均販売価格は、前年比+15%上昇の4700万VND(約26万4000円)の高水準となり、2018年以降の年平均上昇率は+11%に上った。一方、投資家による転売価格の年平均上昇率は+5%にとどまった。
2023年の新規供給戸数は1万5800戸となる見通しで、新規案件19件と既存案件2件(新規発売)が含まれる。このうち、ホアンマイ区とナムトゥーリエム区、ザーラム郡が全体の57%を占める見通し。