地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)子会社のビンESエネルギーソリューションズ(VinES=ビンES)はこのほど、イスラエルのスタートアップであるストアドット社(StoreDot)との間で、電気自動車(EV)用超急速充電バッテリーの開発に関する提携合意書に調印した。
ストアドットは今回の提携により、超急速充電技術のライセンス供与と共有を行う。一方のビンESはバッテリーセルの開発・生産やグローバルサプライチェーン管理のノウハウを提供する。
両社は今後、高度なバッテリー技術の開発と共に、VIC傘下のビンファスト(VinFast)製EVを含むクリーンエネルギー自動車向けの超急速充電バッテリーソリューションの導入を目指していく。
ストアドットは昨年1月、シリーズDラウンドでビンファストを含む複数の投資家から8000万USD(約107億円)の出資を獲得した。同社は2024年に「100in5セル(5分間の充電で100マイル走行可能なセル)」、2028年に「100in3セル」、2032年に「100in2セル」をそれぞれ生産する計画。