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PVガス、LNG輸出入許可を取得 国内初

2023/05/10 14:15 JST更新

 商工省は5日、天然ガス・液化石油ガス(LPG)供給の最大手企業ペトロベトナムガス[GAS](PV Gas)に対し、液化天然ガス(LNG)の輸出入を許可した。

 ベトナム国内でLNG輸出入許可証を取得したのはGASが初めて。GASは2023年中にLNG輸入を開始する予定。販売先はLNG発電所向けが7割、石油化学・産業・交通輸送向けが3割となる見通し。

 LNGは天然ガスをマイナス160度まで冷却し、液化させたもの。燃焼時の二酸化炭素(CO2)や窒素酸化物(NOx)の発生量が少なく、硫黄酸化物(SOx)やばいじんも発生しないため、環境負荷の低いエネルギーとして注目されている。

 GASは2019年10月、東南部地方バリア・ブンタウ省でティバイLNG受入基地案件(第1期)を着工した。貯蔵施設の収容能力は18万m3、年間受入能力は100万tで、第1期の工事はすでに完了している。第2期では増設を行い、年間受入能力を300万tに引き上げる。

 同LNG受入基地には貯蔵施設のほか、最大10万DWTのLNG船を受け入れることができるLNG輸入港や、タンクローリーによるLNG出荷所も含まれる。

 なお、GASはさらに、南中部沿岸地方ビントゥアン省でソンミーLNG受入基地案件を展開している。年間受入能力は第1期が360万t、第2期が600万tに引き上げられる予定。

 同基地では、同省の第1ソンミーガス火力発電所と第2ソンミーガス火力発電所向けのLNGの受け取り・処理・供給を行う。この発電所2か所は2025年末に稼働を開始する見込み。

  
  

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