ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPTソフトウェア(FPT Software)はこのほど、南中部沿岸地方ビンディン省でハイテク研究開発・人材育成複合施設の建設に向けた地鎮祭を行った。
同案件は同省クイニョン市ゲインラン街区で、ハイテク研究開発・ソフトウェア生産センター、ハイテク人材養成施設などを建設する。敷地面積は15.25ha、投資総額は2兆VND(約117億円)超となる見通し。
同案件が完成すれば、人工知能(AI)やビッグデータ、モノのインターネット(IoT)、オートメーションなどのハイテクサービスを提供し、国内のテクノロジー企業の競争力向上に貢献するほか、テクノロジーが同省の経済の重要な一部となることにもつながると期待されている。
この複合施設は、テクノロジー関連の従業員1万4000人の研究開発・学習の場となる見込み。さらに、クイニョン市を東南アジアのAIセンターにすることを目指す。