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  地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)は28日、米国ノースカロライナ州チャタムで電気自動車(EV)・車載電池工場を着工した。同社の市場拡大戦略における大きな一歩であり、北米での市場拡大を目指すもの。

  同案件は、ノースカロライナ州初のEV工場案件で、州史上最大の経済開発プロジェクトとされている。同案件の第1期は、投資額20億USD(約2800億円)で、733haの用地に5部門(組み立て、溶接、塗装、プレス、エネルギー)の工場を建設する。

  第1期の年産能力は15万台で、稼働開始時期は2025年を予定。同工場の稼働により、数千人の雇用創出に繋がり、ノースカロライナ州の経済開発に大きく貢献すると期待されている。

  なお、ビンファストは同日、特別買収目的会社(SPAC)のブラック・スペード・アクイジション(Black Spade Acquisition)との合併を通じた米国上場計画に進展があったと明らかにした。同社によると、米国証券取引委員会(SEC)が合併を承認。ブラック・スペードの臨時株主総会で承認を得た後、8月中にも上場する見通しだ。