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シンガポールUOB銀、ベトナムのGDP成長率予想据え置き 政策金利引き下げも

2023/09/28 17:29 JST更新

 シンガポール系ユナイテッド・オーバーシーズ銀行(UOB)は25日、ベトナム経済見通しに関するレポートを発表し、国内総生産(GDP)成長率予想について2023年を+5.2%、2024年を+6.0%で据え置いた。

 2023年7~9月と10~12月の前年同期比ベースのGDP成長率はそれぞれ+5.6%、+7.6%と予想されている。

 インフレ率について、2023年における消費者物価指数(CPI)の上昇率は政府の目標値上限である+4.5%を超えないものと見込まれる。

 米国のS&Pグローバル(S&P Global)によると、2023年8月のベトナム・PMI(製造業購買担当者指数)は前月比+1.8ポイント上昇の50.5で、6か月ぶりに50を上回った。貿易活動について、統計総局(GSO)によると同年1~8月期の輸出額は前年同期比▲10.0%減、輸入額は同▲16.2%減となっている。

 UOBによると、ベトナム国家銀行(中央銀行)はマクロ経済指標の実績を踏まえ、経済刺激策の一環として、10~12月に基準貸付利率(リファイナンスレート)金利を▲1.0%pt引き下げ、年3.5%とする可能性があると予想されている。

 なお、基準貸付利率は4月・5月・6月に3回連続で合わせて▲1.5%pt引き下げられ、現在は年4.5%に設定されている。

  
  

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