ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)傘下のFPT大学は19日、FPTの自動車技術子会社であるFPTオートモーティブ(FPT Automotive)と協力し、自動車ソフトウェアエンジニアリング(ASE)学科を開設すると発表した。
ASE学科では、自動車の設計と動作の基本的な原理から、電子システムとソフトウェアの専門知識まで幅広く教える。教育プログラムは計算機協会(ACM)や工学技術認定委員会(ABET)などの国際機関によって認定されたものとなる。
学生は卒業後、FPTが世界中で展開する各プロジェクトに就職する機会を得ることができる。
FPTオートモーティブのグエン・ドゥック・キン最高経営責任者(CEO)によれば、世界的に急成長している自動車産業では、自動車エンジニアリングとデジタルテクノロジーの両方の専門知識を備えた多数の専門家が必要となる。
同社は、ASE学科の開設により、次世代の自動車ソフトウェアエンジニアを育成し、世界のテクノロジーマップにおけるベトナムの地位向上に貢献したい考えだ。