地場系コングロマリット(複合企業)ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンファスト(VinFast)製の電気自動車(EV)・電動バイクのレンタカー・タクシー会社であるグリーン・スマート・モビリティ(GSM)はこのほど、地場タクシー会社ドントゥイ(Dong Thuy)との間で、EVの販売・リースに係る覚書を締結した。
覚書によると、ドントゥイはGSMを通じて、ビンファスト製EV車2500台を購入・リースする。このうち、500台が2024年内に引き渡され、南中部高原地方ラムドン省や南中部沿岸地方ビンディン省、同ビントゥアン省、東南部地方ドンナイ省でのタクシーサービスに導入される。残りの2000台は、2025~2026年に引き渡される。
ドントゥイは「ラドタクシー(Lado Taxi)」のブランドを展開している。ラドタクシーは2013年の設立で、南部の大手タクシー会社として南中部地方や東南部地方などの5省でタクシーサービスを提供している。
同社のファム・ティ・トゥイ会長は締結式で、ビンファスト製EV車を導入したことにより営業費用が▲32~37%削減され、経営効率が大幅に改善していると述べた。 同社は2026年末までに古いガソリン車の90%をEV車に置き換えることを目指している。