格安航空会社(LCC)最大手ベトジェットエア[VJC](Vietjet Air)は4月26日開催の株主総会で、2024年度の事業計画を承認した。
2024年の航空輸送による売上高は前年比+10.0%増の59兆VND(約3500億円)、連結売上高は同+12.4%増の65兆5000億VND(約3900億円)となる見込み。また、同年の運航便数は14万2000便、旅客輸送量は2740万人を目標に掲げている。
ベトジェットエアは引き続き、国内市場でのシェアを安定させつつ、南アジアや中央アジア、オーストラリア、ヨーロッパを含めた新規路線を積極的に拡大していく計画だ。
2024年1~3月期業績は、航空輸送による売上高が前年同期比+38%増の17兆7650億VND(約1060億円)、税引後利益が同3.09倍の5200億VND(約31億円)だった。連結売上高は同+38%増の17兆7920億VND(約1070億円)、税引後利益は同3.12倍の5390億VND(約32億3000万円)となった。
1~3月期の運航便数は約3万4500便、旅客輸送量は630万人以上だった。平均搭乗率は87%、技術的信頼性は99.6%を達成している。また、同期における国際線の運航便数は前年同期比+53%以上、旅客輸送量は同+61%以上の増加となった。さらに、同期に国内線と国際線を合わせて15の新規路線を開設し、運航路線は140路線にまで拡大した。
3月末時点の総資産は85兆8280億VND(約5100億円)超、株主資本負債比率は1.9倍、流動比率は1.3倍となっている。