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ベトナム航空、中国産旅客機導入を検討 機材不足で

2024/06/27 17:58 JST更新

 ベトナム航空[HVN](Vietnam Airlines)は、エンジン点検により深刻な航空機不足に陥っており、中国の商用飛機(COMAC)が製造した旅客機「C919」の購入を検討している。

 世界大手航空機エンジンメーカー3社の一つであるプラット・アンド・ホイットニー(Pratt & Whitney)がエアバスA321/A320NEO型機に搭載されているエンジンの回収・点検を行っていることが、世界中の航空会社に影響を及ぼしている。

 HVNはリコール対象の11機を運航停止しており、今年末までに別の6機も対象となる。さらに、エアバスとボーイングに機材注文したとしても、早くて2030年の引き渡しとなることも課題となっている。

 同社は打開策として、中国産旅客機の導入を検討するほか、エアバスA321CEO型機6機の売却を延期した。

 同社が定時株主総会で承認した2024年業績目標は、売上高が前年比+13.6%増の105兆9460億VND(約6700億円)となり過去最高に、税引後利益が前年の赤字から4兆2330億VND(約266億円)の黒字転換に設定されている。

  
  

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