ベトナムIT最大手FPT情報通信[FPT](FPT Corporation)グループの日本法人FPTジャパンホールディングス株式会社(東京都港区)の子会社であるFPTソフトウェアジャパン株式会社(FPTジャパン、東京都港区)は1日、日本最大級のディストリビューターの1つであるダイワボウ情報システム株式会社(DIS、大阪府大阪市)との間で、パートナーシップを締結した。
このパートナーシップにより、DISはFPTグループのフラッグシップ自動化ソリューション「アカボット(akaBot)」を共同で販売し、日本企業の業務効率化、従業員の生産性向上、さらには深刻化する労働力不足の問題解決を目指す。
DISは、日本全国に96拠点を有し、約1万9000社の販売パートナーを通じて企業や地方自治体に製品を提供している。DISは、「アカボット」ソリューションに関する情報と技術サポートを提供するだけでなく、日本市場向けのノウハウやベストプラクティスを通じて、既存顧客にサービスを提供する。
また、提携を通じて、DISとFPTジャパンは、「アカボット」の先進機能を活用し、日本の深刻な労働力不足の問題に取り組む。この自動化ソリューションは、ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)、光学式文字認識(OCR)、インテリジェント・ドキュメント・プロセッシング(IDP)を利用して、文書や書類に関連する反復的な作業を正確かつ迅速に処理し、バックオフィス業務を最適化する。
例えば、請求書の照合プロセスを自動化することで、請求書1枚あたりの処理時間を、従来の10分からわずか3分に短縮し、プロセスの75%がロボットによって処理され、残りの25%が手動で行われる。この自動化は、電子請求書のダウンロード、文書の照合、情報の比較、請求書の顧客システムへの記録など、財務・会計部門の多くのステップをカバーすることができる。